長野まゆみ

カード

クリスマスカード(銅貨と藍生)

今年のクリスマスカードです。長野まゆみ著『天体議会 プラネット・ブルー』より、銅貨と兄の藍生を描きました。 12月の街をゆく。天球儀なんて、セールしてたらみんな欲しいですからね。 実はいままで、どうして藍生が下級生に人気なのか、私にはよくわ...
イラスト

長野まゆみ作品イラストまとめ

長野まゆみ作品のキャラクターイラストまとめです。これまでに他所で発表したり、私信で描いていたものを集めました。★イーイー(『テレヴィジョン・シティ』) ≪ヴィオラ≫を見つめるイーイー。★アナナス(『テレヴィジョン・シティ』) アナナスとイー...
本の話

『遊覧旅行』(長野まゆみ)―日常を変奏する

なんとなくちょっと取り出して読むのにいい本だ。日常を離れた、涼しい世界に連れて行ってくれる。 1990年代、JR西日本の観光キャンペーンのために書かれた短編が集められている。前半は“遊覧”と題された章で、二人連れの女性たちが京都・大阪・神戸...
カード

クリスマスカード(アビと宵里と謎の少年)

今年のクリスマスカードです。去年に続いて、長野まゆみ著『天球儀文庫』所収、“夜のプロキオン”より。 謎の少年の闖入で、休暇先に向かう特急列車に乗りそこなったアビと宵里は、にぎわう駅を引き返し、家族の出はらった家に戻って、静かなクリスマスイブ...
コラム

月の暦―旧暦から見る長野まゆみ『夏至祭』

≪はじめに なぜ少年たちの集会は半夏生の夜なのか≫ 「半夏生」という不思議な響きの日を私が知ったのは、長野まゆみの『夏至祭』による。まだ、全国のスーパーマーケットがこの日をめがけてタコを並べ出す前のことだ。 半夏生とは夏至の日から数えて11...
本の話

『夏至祭』(長野まゆみ)―いつかまた祝祭の季節

夏至が近づいてくると、なんとはなしに気持ちが浮き立つ。次々に花が咲き、甘い蜜の匂いが漂い、青い夕暮れに包まれる。その空気と薄明の中で、今年もまた『夏至祭』が読みたくなるのだ。 電灯をつけないままの部屋に、ろうそくだけ灯す。これで十分明るい。...
ブックリスト

閉鎖的な学園から脱出する物語セレクション

学園もの小説をよく読みます。登場人物たちと年が近かった頃も読みましたが、大人になってからもまだ読んでいます。これからも読むつもりです。特に、息苦しい雰囲気の学園が出てくるのをたくさん読んでいます。 ある時、学園もの小説について「厳しい校則と...
カード

クリスマスカード(アビと宵里とコンパァトメント)

今年のクリスマスカードです。長野まゆみ著『天球儀文庫』より、アビと宵里を描きました。 クリスマスの朝、特急プロキオンのコンパァトメントを占領して休暇に向かう二人です。宵里はカードゲーム強そう。相手のスキをついていきなりあがりそう。 短編“夜...
本の話

『夜啼く鳥は夢を見た』(長野まゆみ)―深泥の睡り

夏のさかり、祖母の家で休暇を過ごすため、紅於(べにお)と頬白鳥(ほおじろ)の兄弟は沼のほとりにやってきた。「この沼には子供が沈んでる」と従兄の草一は言う。しかし幼い頬白鳥は、兄や草一の止めるのも聞かず、水蓮の咲く沼にたちまち惹きつけられる。...
イラスト

夏至、薄水青のリボン

今日の日没は午後7時18分。ここ、北の町では、薄明の時間が長く続きます。 この時期になると読み返したくなる長野まゆみの『夏至祭』より、黒蜜糖です。(可愛く描きすぎたかなー、と思いつつ、『夏至祭』の黒蜜糖は私の中ではこんなです。溌剌としている...