画と画材の話

画と画材の話

地蔵堂の秋

児童書でときどき見かける、本文を押しのけて入る不定形の挿絵ふうです。あれ、好きなのです。 イラストの端の部分は、データ化した画像を処理したのではなく、実際に紙の上でマスキングしています。3Mのマスキングテープ(黄色のテープ)と、ホルベインの...
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消しゴムはんこ(一角獣)

消しゴムはんこを彫ります。 ゴム版はSEEDの「ほるナビ」です。大きな文房具店に行くと、はがき大サイズが700円くらいで売っています。表層だけに色がついていて、彫ると白いところが見えるのでわかりやすい。 線画を描いて、濃い鉛筆(Bや2B)で...
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錦秋(聴くくらいしかできないけどさ)

秋になると紅葉を描きたくなります。錦秋、という言葉を考えた人はすごいな。 下描きのときは口を結んでいたのですけれど。 これ誰が手前にいるんだろう、友達かな、と描きながら想像が膨らんできて、話聴くよ、聴くくらいしかできないけどさ、としゃべらせ...
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図解イラストエッセイと手書き文字

機能と構造がよくわかる精密な図解イラストが好きです。一方で、作者の心の動きが伝わるエモーショナルなイラストエッセイも好きです。 その二つの魅力が合体した「図解イラストエッセイ」と呼びたいようなものがあり、これがいっとう好きなのです。速水螺旋...
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実践マスキング(または現代の蝋抜き職人)

マスキングが好きです。マスキングがビシッと決まったときの爽快感たるや。 マスキングというのは、白く残したいところをテープや特殊なゴム状のインクで覆って保護し、絵具がつかないようにすることです。上の写真では花の部分をホルベインマスキングインク...
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プレイアデス舞曲集(透明水彩)

水彩の技法のひとつで、バックランという、多めの水で絵の具の粒子を追いやって作るにじみがあります。上手くいくと、紙の上に花火が広がったようできれいです。下に塗った色の湿り具合や、筆につけた水の量、画用紙の目などに左右されるので、上手くいかない...
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王女とその騎士(コピック)

友人から、征海未亜の『スーパードール・リカちゃん』を借りて読んでいた。 これは幼年少女漫画誌 “なかよし”に連載されていたのだけど、貸してくれた友人は「上に立つ者はそれなりの責務があるって話でね!」と熱弁する。 ほんとにノブレス・オブリージ...
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ビターマーマレード(コピック)

オレンジは夏のイメージがあったけど、マッカイ(Mackays)のマーマレードのラベルは秋から冬の色合いだ。熱い紅茶や暖炉の灯が恋しくなるような。 美しい、目を引くようなラベルや包装があると、しげしげと眺めます。スクラップ・ブックに貼ったりも...
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秋の便り(吉祥顔彩)

今年の夏は暑中見舞いが書けないまま終わってしまった。 大雪山から紅葉の便りが届いて、北海道は急速に秋に入ります。 イラストは特に典拠なし。平安装束をわちゃわちゃ描きたかった。 この目の覚めるようなオレンジ色は、毎度おなじみ吉祥顔彩の「赤橙」...
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怪盗参上(コピック)

コピック売り場に行ったら、棚の前で中学生くらいの女の子が二人おしゃべりをしていました。一人が「いいなー、コピックほしいなあ」と言うのに、相方が間髪入れず「やめな!金欠になるよ!」と答えていてもう……、……わかりすぎるほどわかる。 B04 T...