CDジャケット

画と画材の話

消しゴムはんこ(一角獣)

消しゴムはんこを彫ります。 ゴム版はSEEDの「ほるナビ」です。大きな文房具店に行くと、はがき大サイズが700円くらいで売っています。表層だけに色がついていて、彫ると白いところが見えるのでわかりやすい。 線画を描いて、濃い鉛筆(Bや2B)で...
コラム

グールドのアリアと有栖川有栖

グレン・グールドのゴールドベルク変奏曲、作中で流れているのはどっちの盤なんだろう。 有栖川有栖の『46番目の密室』を読み返すたびに考えています。 クラシックファンという人種は厄介で、たいてい、家に同じ曲のCDを何枚も持っています。これはポッ...
画と画材の話

プレイアデス舞曲集(透明水彩)

水彩の技法のひとつで、バックランという、多めの水で絵の具の粒子を追いやって作るにじみがあります。上手くいくと、紙の上に花火が広がったようできれいです。下に塗った色の湿り具合や、筆につけた水の量、画用紙の目などに左右されるので、上手くいかない...
コラム

時間の止まった中庭

前回取り上げた『メメント・モーリ』(おのりえん著)のなかで、主人公たちが、時間の止まった王宮の中庭を抜けていくシーンがあります。噴水とタイルで彩られた、草木には手入れの行き届いた、けれど夢の中のように現実感がない中庭です。彼らはその静けさを...
本の話

『バルセロナ、秘数3』(中沢新一)―中沢新一という視点

自家用CDジャケットを作成しました。バッハのトッカータ、BWV911のために。私にはこの曲のフーガ部分は、森の中で鳥が鳴き交わしているように聞こえます。 中央のゴム版は単色で押し、画像を取り込んで加工する段階で、鳥だけ色を変えています。 ほ...
画と画材の話

徹夜祷(CDジャケット作成)

吹雪のなか教会の灯りがまたたく。質素な身なりの人たちが集まってきて、歌い始める。初めは細い声で。祈りの歌声は、次第に吹き上げるように大きくなっていく。天にも届くように…… 本を読んで絵を描く以外にも、音楽を聴いてCDジャケットを作成すること...