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一灯独守寒宵(一灯独り寒宵を守る):ともしびが一つ、寒い夜に揺れている。読書に耽っている意。

 本の紹介と、その本のイメージイラストを描く個人ブログです。基本的に、何度も読み返している本をとりあげますので、新刊を紹介することはほとんどありません。時間を経て出会い直してなお、読み手とともに居続ける本について語ります。

好きな本:長野まゆみ『テレヴィジョン・シティ』/恩田陸『麦の海に沈む果実』/宮沢賢治『春と修羅』/天沢退二郎『光車よ、まわれ!』/倉数茂『黒揚羽の夏』/小森香折『二コルの塔』/高楼方子『十一月の扉』/梨木香歩『家守綺譚』/有栖川有栖『絶叫城殺人事件』/笠井潔『バイバイ、エンジェル』/髙村薫『レディ・ジョーカー』/五條瑛『スリー・アゲーツ』/吉田直『トリニティ・ブラッド』シリーズ/プロイスラー『クラバート』/柳田国男『海南小記』/坪井洋文『イモと日本人』/佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』/浅田彰『ヘルメスの音楽』/大江健三郎『キルプの軍団』/四方田犬彦『月島物語』/見田宗介『まなざしの地獄』/鶴見俊輔『身ぶりとしての抵抗』/ソロー『ウォールデン 森の生活』……

描:幼少期、児童書ファンタジー『ダレン・シャン』シリーズの付録である読者投稿ペーパー “ダレン・シャン通信”がきっかけで、小説の登場人物のイメージイラストを描くことに目覚める。10代前半で雑誌“活字倶楽部”と出会い、長野まゆみ作品イメージイラストなどの読者投稿をするようになる。“活字倶楽部”休刊後、2018年に“石井寒宵堂”を立ち上げ、現在に至る。少年少女の背後に花を描きがち。

書:どちらかというと読書感想文は苦手な子どもだった。学生時代は実験と実習に明け暮れた。うっかり読書ブログを立ち上げ、イメージイラストのほかに紹介文もつけたいと思いついたが、やり方が何もわからずがくぜんとする。手さぐりからスタートする。ブログを続けるうち、「作品に真正面から向き合いたい」という動機で、文芸批評、テクスト分析を独習する。分かったことがある。とりあえずは真正面なんかない。書かれたものを「テクスト」とみなし、作者の意図すら超えて創造的な読みを試みる狭義のテクスト分析と、「作品」の普遍的な本質(真理)に読み手は近づくべきと考える解釈学のどちらの言い分もわかる現在、読書は的をぎりぎりはずさなければいい―「可能な読み」であればいいと思っている。
 “石井寒宵堂”は、きわめて個人的な動機、経験から始まり、作品の新たな、もしくは普遍的な断面を開いて手渡すことを目指した、読書エッセイである。

 手元に好きな本が一冊増えたり、思い出の本とまるで初めて出会ったみたいに感じてもらえたらうれしいです。

 願わくはここに、閉じられた豊かさと、開かれた澄明な視界が、同時にあるように。

おまけ。

好きな画材:吉祥顔彩/透明水彩(ホルベイン、クサカベなど)/ドクターマーチンカラーインク/サクラポスターカラーEX/コピック/ゼブラ丸ペン/水彩紙はコットマン(中目)またはモンバルキャンソン/筆はナイロンの面相筆(中)彩色(小)鼬版下(小)……

好きな映画:『エコール』/タルコフスキー『ストーカー』『鏡』/『話の話』/『エレファント』/『ヴァージン・スーサイズ』/磯村一路『がんばっていきまっしょい』/『銀河鉄道の夜』/『きみの色』/『機動警察パトレイバー the Movie』(1,2とも)……

好きな音楽:J.S.バッハ全般/ジェズアルド/モンセラートの朱い本/ヴィヴァルディ“スターバト・マーテル”/ピアソラ/プーランクの合唱曲/アンサンブル・プラネタ/千原英喜/ZABADAK/みとせのりこ/cero/Annabel/稲葉曇……ルネサンスやバロックの音楽、ファンタジーポップスほか。主に静かで音の少ないもの。

好きな紅茶:TWGのウヴァ・ハイランズ/カレルチャペックのルフナ、ミルクキャラメルティー/セイロンドロップ(東京、水道橋)のスパイスティー/成城石井のマサラチャイ/屋久島紅茶/トワイニングのアイリッシュブレックファスト……ミルクティーが好き。ストレートのフレーバーティーとして、パレデテのキャトルフリュイルージュ(とてもパリ)/フォートナム&メイソンのラプサンスーチョン(毎回「なんだこれは」と思う)。

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