晴明と博雅(残暑お見舞い2023)

 残暑お見舞い申し上げます。
 立秋を過ぎると、夏も、猛々しいだけではなくて、少し哀愁を帯びてくるのが味わい深い。

濡れ縁で乾杯する博雅と晴明

 いや、実を言うと描いている途中で残暑見舞になることが確定した(=暑中見舞の期間に間に合わないとわかった)ので、ちょっと焦りました。「残暑」かあ……なんだか勢いがそがれるなあ、と。
 途中から「残暑感」を足すことにして、すだれのあいだから入ってくる涼しい風や、ススキの葉がしゃらしゃら鳴る音を思い浮かべていたら、少しずつ残暑の趣深さに気づき始めたのでした。残暑、悪くないね。

 ときどき、夢枕獏著『陰陽師』シリーズの、晴明の庭の描写を、その季節に合わせて読みます。これが楽しい。庭の花の香まで漂ってくるようなしっとりとした描写に、空気から季節を感じとる力を思い出します。

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◆以前描いたイラスト、ちらっと道満さんもいる。

◆過去の残暑見舞い。いずれもオリジナル。間に合わなくて残暑になっているのは今回ばかりではなかった。


コメント

  1. 滝川 より:

    突然のコメントにて申し訳ございません。かつくら常連投稿者様のお名前を試しに検索してヒットしました。
    陰陽師らしい涼しげな絵で素敵です。
    xもフォローさせていただきます。
    簡単ではございますが失礼いたします。

  2. 石井 より:

    >>1
    コメントありがとうございます。滝川さんに見つけていただけるとは……学生の頃の自分に教えたいです。イラストは月1枚くらいのペースでゆるくサイト掲載しているので(更新するとXでお知らせします)、ぜひまたお越しください。

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