夏の終わりの絵日記

 今年の夏は、楽しみにしていたシリーズ物の新刊が出たので幸せだった……ちょっと待って「幸せ」ってなんだろう。読後に力尽きて燃えがらになるところまで「幸せ」って言うかな。言うんだっけ。

 すさまじかったです『機龍警察 白骨街道』(月村了衛著)。死闘をくぐり抜ける話のはずなのに、抜けた先に、これまでとはまた違う死闘の予感がした。でもいいよ。ついていくよ。

機龍警察の姿さんと、まどマギの最終話のイラスト

 これは居ても立ってもいられなくなって送った私信の一部です。

 そう、並行してアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』も観ていたのでした。無茶。
 以前友人に薦めてもらったのを、「ひどい目にあってしんどそうなストーリーだから」という理由で10年ほどほっぽらかしており、ようやくこの傑作ダークファンタジーに向き合う覚悟ができた時が、ちょうど『機龍警察』の新刊にぶつかってなぜ今。
 
相乗効果で「物語の力」の容量を超えました。

 感動するとは焦土になることとみつけたり。

 『機龍』も『まどマギ』も、個人の力に対して世界の残酷な力があまりにも大きい、という物語です。その残酷さの描き方がたたみ掛けるようなので、フィクションなのにちょっとめげそうになる。
 でも、めげているうちに思い出すんですね、これは紛れもなく私の知ってる世界のひどさだ、と。そして、それに立ち向かう力も、本当はここにあるはずだ。
 勇気をもらった、というより、勇気に気づかされる。

劇場版まどかマギカの感想イラスト

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◆『白骨街道』がおもしろすぎて早川書房に年賀状出そうとした話。

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