読了帳、もう一つのアーカイブについて

 このブログには、「INDEX」のページ以外にもう一つ隠れたアーカイブがあります。といっても非公開の。寒宵堂を支えるバックヤードです。

 私は中学1年の時から現在まで、読了した本をほぼ全てノートに記録し、感想をつけています。

キャンパスのC罫ノートにびっしりと感想が書かれたノートが十数冊

 いや、そういうことをするから担任の先生に心配かけたんだよね……。同じようなことをやっている同級生はいたけれど、ここまで熱量が過剰ではなかった(友人同士で読了帳の貸し借りをするのはとてもおもしろかった!)。

 私の行った記録はかんたんなものです。たった3種類の情報の記録です。
①書名と著者名。これは本に関する情報、すなわち書誌情報です。
②年間で読んだ順に振った番号。これは私が独自に管理のために振ったものだから、図書館で言うなら所蔵情報にあたります。
③内容。勝手気ままに感想(批評、論考、思いつき、推しトーク、つぶやき、悲鳴など)が書かれています。

 ブログを立ち上げる前に私がやったことは、ここに収録されているすべての書誌情報を、Excelソフトに打ち込むことでした。ノート番号や再読回数も付け加えて。さすがに膨大な感想部分は電子化をあきらめた。それでも丸2日かかりました。
 でもこれで、書名か著者名が思い出せれば、それをExcelに検索させて、自分がその本の感想をどのノートに書いているかわかります。何回も読んでいる本なら、ノートを引っ張り出して、過去の感想と比較できる。

エクセル上の読書記録

 「本の話」の記事で時おり、中高生のころの私の感想が紹介できるのは、この仕組みによります。面白いことに、同じ人が同じ本を読んでも同じ感想にはならない。これをやるとよくわかります。大人になった私がより良い読み方をしているとも限らないし。

 ところで、欲を言うならば中学生の石井くんよ、以下の点も記録してほしかった。

・海外文学の場合、その訳者
→訳がいくつか出ている場合、どれを読んだかで印象が違う。特に初読でどれにあたったか知りたい。再読する際の選択の手掛かりになるため(いまだにマクベスを最初に誰の訳で読んだか不明で歯がゆい)。

・途中まで読んだ本の書誌情報
→記録を読了した本に限っていたため、図書館で借りたりして途中まで読んだ本からの情報を、後で確かめることができない。また、途中まで読んだ本を探し出して続きを読むことも困難となっている。

 さらに言うなら、もっと早くにデータ化して、そのデータを使いこなしてほしかった。
 これは自分の頭の中に図書館を作れるツールなんだよ。まとめたデータをぼんやり概観するだけで。
 自分の読んだ本を「蔵書」とみなすなら、それにセレクションをかけられる。興味のある分野の本を増やし、または手薄な分野を開拓し、本と本をつなぐ別の本を増やし、同じ著者の別の著作を増やしていく。それができれば自分で自分の司書になれるよ。

 と思ったが、実際にそんな中学生がいたらすごいな。いるかもしれないけど。いたらひっそりと応援します。

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